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■研究組織
代表者
寺嶋秀明:神戸学院大学・人文学部・教授;文化人類学・ピグミー研究
研究分担者
小山:神戸学院大学・人文学部・教授;発達心理学・子供の発達と学習研究
窪田幸子:神戸大学大学院・国際文化学研究科・教授;文化人類学・アボリジニ研究
今村:名古屋学院大学・現代社会学部・教授;文化人類学・ブッシュマン研究
大村敬一:大阪大学大学院・言語文化研究科・准教授;文化人類学・イヌイット研究
亀井伸孝:愛知県立大学・外国語学部・准教授;ピグミー研究
山上榮子:神戸学院大学・人文学部・准教授;臨床・発達心理学・子供の発達と学習研究
連携研究者
安藤寿康:慶応義塾大学・文学部・教授;学習能力の教育・心理学的研究
市川光雄:京都大学名誉教授;ピグミー研究
高田:京都大学大学院・アジアアフリカ地域研究研究科・准教授;ブッシュマン研究
早木仁成:神戸学院大学・人文学部・教授;霊長類学・霊長類の遊びと学習行動の研究
研究協力者
耕次:京都大学・アフリカ地域研究資料センター・特任助教;生態人類学・文化人類学・ピグミー研究
園田浩司:京都大学大学院・アジアアフリカ地域研究研究科・博士課程;ピグミー研究
Peng Yujie:京都大学大学院・アジアアフリカ地域研究研究科・博士課程;ピグミー研究
海外共同研究者
Barry S. Hewlett:米国・ワシントン州立大学・人類学部・教授;ピグミー研究
Bonnie Hewlett:米国・ワシントン州立大学・人類学部・客員教授
Yasmine Musharbash:オーストラリア・シドニー大学・政治科学社会学部・准教授;アボリジニ研究
招待研究者
山内太郎:北海道大学・大学院保健科学研究院・教授
■全体研究計画(2010―2014)

【研究目的】
本班は、文化人類学的手法によって狩猟採集民の子供の学習行動、特に遊びを通した日々の学習行動の実態を把握し、発達心理学的研究も加えながら、新人の学習行動の特性を解明する。狩猟採集生活はヒトの進化における最も基盤的な生活様式であり、新人の学習行動の根本的な特性も狩猟採集生活の中で把握する必要がある。また、子供の遊び集団は、近代化以前の社会における最も基本的な学習環境であり、学習行動の研究には最適である。 最終的には,理論的研究も併用し,新人の登場以降の加速度的な文化進化・社会進化をもたらしたホモ・サピエンスの認知能力の発達と学習行動の特性について進化論的展望を得ることを目指す。

【研究方法】
(1) 狩猟採集社会における遊び集団を中心とした子供の諸活動の観察を行い,以下の点を解明する。
 ①各狩猟採集民における子供遊び集団の実態
 ②技術・技能・知識などの学習過程
 ③創造性の出現と普及の様態
 ④教示行動と学習行動の関係

(2) 発達心理学的手法による狩猟採集社会と現代社会の子供の比較研究を行い、以下の点を解明する。
 ①狩猟採集民における(創造性などを含む)学習の心理学的特性
 ②発達過程と学習特性との関係
 ③狩猟採集環境が学習行動、認知能力の発達に与える影響

(3) 多彩な自然・社会環境に暮らす狩猟採集民について文献的比較研究を行い、以下の点を解明する。
 ①環境の相違や変動に応じた生活と学習行動の変化
 ②子どもの遊びや遊び仲間の変化
 ③環境変化と創造性の出現との関係

(4) 霊長類学や認知科学などとの学際的理論研究を行い,以下の点を解明する。
 ①ヒト以前の霊長類から現代人に至る学習能力の進化についての理論的展望
 ②旧人と新人の学習能力の差異を論ずる基盤


文部科学省科研費補助金「新学術領域研究」:ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相: 学習能力の進化に基づく実証的研究
プロジェクト本部:高知工科大学・総合研究所/〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6 CIC東京302 TEL:03-5440-9039 FAX: 03-5440-9119 
  お問い合わせ先:koutaigeki@gmail.com
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